February 13, 2016

釣研関西支部大阪地区親睦大会

 古和浦へ向かう高速道路を走っているときに、ふと、ヤな予感。竿ケースにリールを入れ忘れたかも…。自宅を出る前に、自分の竿3本、道糸を巻きなおした同行者のKちゃんのリールと竿、偏光グラス、…を竿ケースに入れた…。
 あっ、やっぱり、自分のリールは、入れていない。譲二が一緒なら予備リールを借りるところだが、当日風邪でダウン。釣りは家を出た時からすでに始まっている。ヤなことは大抵、最後まで、続くものだ。

 道中大きなエサ店があるので、こましなリールが売っていればなんとかお茶を濁せると高をくくっていたが、こましなリールなんて置いていなかった。中国製のレバーブレーキを見つけ手に取ったが全くブレーキが効かない代物。大手日本メーカーのリールを少しくらいは置けばいいのに。やっぱ、需要がないってことか。仕方ないのでこの店で唯一の日本メーカーのリールを購入した。アオリ用。情けない。でも、ちゃんとしたリール。

 港について仮眠をしていたら釣研FGの人たちが三々五々やってきた。
5時45分受付、磯抽選。6時から大会説明、今日は親睦会なので釣りを楽しんでくださいと。2匹の長寸で勝敗を決めることに。HさんYさんと挨拶を交わす。ふたりはFG大阪地区の活性に尽力されている。

 FG会員は2船に別れて乗船。おれとKちゃんが降りた磯は、大島の地という低い磯。前にシモリがあって水道になっている。周囲には小さな磯が点在していていかにも寒の大きなグレが潜んでいそうな感じ。
 Kちゃんの仕掛けを先に用意していろいろとアドバイスする。
Kちゃんの第1投目、水道筋を右沖に流していたウキがゆっくり入った。Kちゃんは合わせを入れたが素針を引いてしまった。Kちゃん、俄然やる気に。第1投目であたりをもらうなんて幸先いいな。タナは3ヒロ。

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 Kちゃんとは仕事仲間。久々に磯に上がったKちゃんは晴れ晴れとしている。
CM会社のプロデューサーでハードの日々を送っている。もう何本CMを一緒に作ったかわからない15年以上一緒に汗を流してくれている頼りがいのあるやつ。Kちゃんが撮影現場にいるだけで周囲がなごむ。仕事も、遊びも、呑みも、同じだ。一生懸命にやる。

 Kちゃんのウキ入れを見てから自分の仕掛けを作る。いつも通りに、欲どうしい大判狙いの太仕掛け、魚に自分の欲が伝わるいやらしい仕掛け。2匹長寸より、1匹長寸、相変わらず細いハリスに手がのびない。技術がないから仕方ない。譲二とは正反対、譲二はいつも細仕掛けだ。

 あたりはすっかり白んで期待を込めて仕掛けを入れる。
磯は際から落ち込んでいる。大きいのが潜んでいる雰囲気があるが、マキエを打っておいて、お楽しみは後からにしよう。まずはKちゃんと同じ水道筋を狙うことに。ウキは上潮に押されて水道筋の出口に少しづつ移動していくが、底潮はほとんど動いていない様子。張りを作りながら流していく。3ヒロから竿一本半まで探る。

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 2時間ほど仕掛けを打ち返した。いくらなんでもそろそろマキエも効いてくる頃だが、魚影を全く確認できない。際にいるはずに小魚も見えない。ウキにもなんの反応も出ない。チモトに鮎鉛をつけて深さを測ると、水道筋は思っているほど深くない。ただ、際に沿って一か所だけかなり深い溝のようなところがある。この溝に潜んでいるのかな。ウキを変えタナを変え針を変え、最後にハリスをぎりぎりまで落としたが、さしえは全く無傷のまま上がってくる。

 Kちゃんに聞いてみても全く同じ状況のよう。ここは午後から魚が動き出すとHさんが言っていたでとKちゃんに伝えてはみたものの、時計の針が12時を回っても小魚も見えない。
一度ばかり潮が少しだけ行きかけたので、集中して打ち返してみたが、駄目だった。他の磯を見てみると釣師は座り込んでいる。たぶん同じ状況なんだろう。

 2時の納竿まで頑張ってみたが、結局なんにも釣れなかった。なんにも!
あー、いい天気だったし、一日潮風に吹かれて気持ち良かったな、とKちゃんは強がって見せたが、美味しい煮つけを楽しみにしていたKちゃんの心中は手に取るようにわかる。
片づけを終えて、ふたりで翌日の仕事の打ち合わせなどをして迎えの船を待った。ほんとなら、Kちゃんの今宵の酒のあてのになる煮つけの美味しい作り方をレクチャーしているはずなのに。

 港に帰って計量タイム。優勝は38と32を揃えたH氏、2位は30センチ台1尾のY氏。5位までが1尾。他のFG会員はおれたちを含めて魚を持っていなかった。どの磯もやはり厳しい状況だったようだ。

 その後、表彰式、抽選会を終えて大会は無事終了。解散。

 帰り道、Kちゃんは悔しがっていたので、リベンジの話を持ち掛けると話題を変えた。一日、大海原で遊んだことには満足したが、釣れなかったことが相当こたえたようだ。釣れないのも釣りに違いないが、やっぱりグレの顔は見たかった。
 自分の釣りにばかり集中して、Kちゃんのそばでアドバイスをしなかったおれは、やっぱり欲どおしい釣り師なのだろう。自分のことだけ考えている間は、おれには、人を釣りに誘う資格がないな。

 光月 遊
   
Posted by team_isojin at 02:41Comments(2)釣研

September 27, 2015

とある一日。

 譲二ときたら、ビーチにあるいつものカフェでビールをかっくらって青い空を眺めているに違いない。ひさしく譲二とは会っていないがやつのことは大概の想像はつく。とある休日のあまりの心地よさに重い腰があがらないのだ。
 
 おれもあれこれ言い訳をして磯へはいけていないから、譲二の事情はよく理解できる。それにしても、四方を青垣で囲まれたおれの住処の青空も今日はあっぱれとして晴れている。ぼっ、としていても最良の日になることは違いないが、道具を車に積み込んでくだんの浜に出かけることにした。

 いつも立つはずの岩の上にはふたりの先行者がいる。しかたないので堤防から浜を眺めシモリのある場所を探す。足場のよい岩場の沖にこころもとないが何本かの沈み根を見つけたのでその場所に釣り座を構えることにした。時計を見ると午後3時。2時間ほどしか竿を出せないが良しとする。

 沖にマキエ入れて様子を見る。深さは二ヒロもないだろう。何度かの投入でチャリコが釣れてきた。ウキをかなり引き込んだのでタナを深くした。それからはフグや木っ端が針を銜えてきた。

 4時頃沖でボラが跳ねだした。それからもしばらくはずっと沖に仕掛けを入れてみたがよい反応が出ない。サシエがそのまま残ってくる。ひょっとしてと一番手前のシモリ際にマキエを多めに撒いて仕掛けを入れるとそれらしき反応がウキに出た。合わせはいれずに仕掛けをあげて多めのマキエを時間をかけて撒いてみた。

 まだ時期として早いのだが、いつも立つ場所では9月下旬から11月中旬頃まで良型のチヌが出る。10年以上通っているが良い釣果に恵まれている。ここから左に見える岩場を見るとふたりの釣り師が楽し気に話しながら竿を振っている。沖には湯浅の渡船区の磯が見える。陽が傾きだし水面はオレンジ色に染まるのを待っている。譲二が一緒ならおれたちもくだらない会話を愉しんでいるはずだ。

 それから何投目かでウキがシモリ際にゆっくりと入っていった。すこし待って合わせを入れるとと、重さをともなってぐんと竿にのった。その内、魚は右、左にかなりの距離を走り出した。沖までずっと水深がないので魚は左右に逃げるしかない。しばらくやり取りすると良型のチヌが姿を現した。

 タモに入ったチヌは50センチくらい。魚をバッカンに入れてくだんの釣り師を見ると帰り支度をしている。今日はまだ夜から仕事の打ち合わせが残っている。大阪までの時間を考えておれも道具を仕舞った。

 
 
 夕暮れ時の、海辺の気持ちいい空気を体につめこんで、おれは大阪に向かった。



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Posted by team_isojin at 00:22Comments(2)和歌山中紀の釣り

April 10, 2015

お気に入り

お気に入りカフェで、午後のひと時。

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Posted by team_isojin at 02:11Comments(0)日々のあれこれ

人間国宝

人間国宝祝賀パーティー出席。
華やかなひととき。

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Posted by team_isojin at 02:07Comments(0)天川 洞川 奈良

広橋の春

下市広橋に春が来た。

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Posted by team_isojin at 02:04Comments(0)天川 洞川 奈良

風の森峠

奈良県景観資産。
金剛葛城を望む。この峠を登れば高鴨神社。

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Posted by team_isojin at 02:02Comments(0)天川 洞川 奈良

飛鳥 石舞台夜桜

時空の舞台。
蘇我氏の悲劇。
遥か昔の日本の物語。

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Posted by team_isojin at 01:59Comments(0)天川 洞川 奈良

吉野大峯世界遺産登録10周年 

御開帳前夜祭出席。
吉野山、金峯山寺にて。

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Posted by team_isojin at 01:57Comments(0)天川 洞川 奈良

洞川 七夕護摩

夕方、龍泉寺に法螺貝が響き渡った。

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Posted by team_isojin at 01:54Comments(0)天川 洞川 奈良

黒滝村 きらら

きらら。また夏に賑わいをとりもどす。

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Posted by team_isojin at 01:48Comments(0)天川 洞川 奈良

田原の無農薬茶

竹西さんの無農薬茶。素敵なお店です。
近くに国見山があり散策にも良し。

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Posted by team_isojin at 01:43Comments(0)

曽爾の獅子舞

今もしっかりと伝統を受け継いでる地域がある。

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Posted by team_isojin at 01:39Comments(0)天川 洞川 奈良

December 21, 2014

今年最後の洞川墓参り

月一の墓参りも、今年はこれが最後。

今年はいつもの年よりも雪が降るのが早かった。

川合を過ぎるとお決まりのように別世界。雪が一気に多くなる。

それでもヴェルHVは4WDに早変わりしてくれるので安心だ。

洞川のまちはすっかり雪国のよう。もうすぐすっぽり雪に覆われるだろうな。

十津川果無に茶粥をいただきに行くSさんとの約束は守れるだろうか。


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Posted by team_isojin at 23:54Comments(0)天川 洞川 奈良

May 10, 2014

ロケハン、再び。

撮影前のライトの検証に再度のロケハンに。
自宅を午前3時に出て、峠の入り口に6時30分、急な石畳を30分のぼってアングル確認。
順光で七里御浜は光り輝いていた。

8時に峠を降りて、浜に出て、それから7時間、浜を何度も移動してライトの検証とアングル決め。
すべて終わったのは午後3時30分。

ほぼ完ぺきなロケハンになった。
今日無理して行ったかいがあった。

あとは本番を残すのみ。
Kちゃん、お疲れさまでした。

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April 26, 2014

ロケハン

熊野古道伊勢路をロケハン。

松本峠まで約1時間。石積の階段をえっちら。

はるか昔の人はどうやってこんな山の上まで石を持ってあがったのか。

しかして、松本峠からの七里御浜の眺望は素晴らしかった。

伊勢路は伊勢神宮から熊野本宮までの170キロの古道。

世界遺産登録10周年。今年は訪れる人が1割以上増えているようだ。

今月末ロケ。

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April 12, 2014

灯り

吉野のヒノキと、国栖の手漉き和紙で、

やさしい灯りをつくる人がいる。

とても素敵な方だ。

少しだけ体験させてもらった。

釣り師の性が出て吉野にちなんで桜鮎を題材に作ってみた。


あかり工房 吉野 http://www.akari-yoshino.com/

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Posted by team_isojin at 16:30Comments(0)天川 洞川 奈良

April 05, 2014

出会ってしまった。

こんな美しい桜、はじめて出会った。

西吉野へいくすがら、カーブを曲がるといきなり

この桜に出会った。

ことしは桜づいてるな。

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Posted by team_isojin at 23:00Comments(0)天川 洞川 奈良

一本桜

ようやく、春がやってきたな。

この桜が見たかった。

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Posted by team_isojin at 20:30Comments(0)天川 洞川 奈良

February 11, 2014

奈良の夜

奈良で狂言を観た後、Sさんと奈良瑠璃絵に行った。

奈良にもこんなライトアップがあったんや。

光の絨毯に圧倒された。

会場でOさんと出会い、春の花見のお話をされた。

なんでも、著名な画家が手植えした一本桜を鑑賞するそうだ。

春はもうそこまで来ている。


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Posted by team_isojin at 00:02Comments(0)天川 洞川 奈良

December 28, 2013

今年最後の洞川

今年最後の洞川に、Sさんにつきあっていただいた。

千石橋を渡るころから雪が結構降り出して、洞川はすっかり雪国のよう。

墓石はいつもの冬のように先っぽだけ出てあとは雪に埋もれている。

線香だけを雪の上に立てる。

またいとこのKにも偶然あえた。

帰りは温泉で雪見。

今年ももうすぐ終わろうとしている。



  
Posted by team_isojin at 22:30Comments(0)天川 洞川 奈良

December 25, 2013

磯人 千住杯。納竿。

12月21日、納竿会を企画した。
あいにく、日本列島は大荒れ。。
明日は駄目やろと、九鬼黒潮に連絡すると、なんとおかんが出船すると言う。あわててメンバーに明日は決行すると連絡した。

一週間前、せんちゃんとベストとブーツを買いに行った。数万円お金を使ってせんちゃんに釣りは中止とは言えなかったので出船すると聞いてほっと胸をなでおろした。

黒潮丸は故障中でドック入り。かつて廃業した同じ渡船区の船で港を出る。灯台を過ぎたあたりから波長の長いうねりが届いているのがわかる。MさんとHちゃんとNくんはゴロ1へ。船尾が相当振られてなかなか磯付けできない。黒潮丸ならこんなには手間取らない。ようやくのことで渡礁。

例のごとく譲二とおれとせんちゃんは船頭のいうまま本釣り場へ。よっこいしょと岩を二つ越えて釣り場につく。雰囲気抜群こりゃ喰うで。

しかして、ここからは書くことがない。せんちゃんが木っ端をいくつか、おれは30くらいのひとつ…。Mさんたちは30くらいのと木っ端。撃沈。50オーバーが聞いてあきれる。ほかのお客さんもよく似たもの。

まぁ、みんなで無事に竿を収められたので良しとしよう。

磯人のみなさま、今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。


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Posted by team_isojin at 22:28Comments(1)紀東と九鬼の磯釣り

September 24, 2013

第3回N杯 - 磯人親睦会

9月21日は、暑気払いの時に決まったN杯の開催。久々の磯人親睦会。


尾長コールがある中、紀伊半島南部はうねりがあるので、急遽、湯浅にチヌ釣りへ。


夜明けとともに釣り開始。日が昇るにつれ真夏の陽射しに。


真っ青な秋空のもと、オヤジたちは喜々として昼過ぎまで竿を振った。


優勝魚は、52センチチヌ。


天気にも恵まれ、久々に潮風にあたってみんな元気を取り戻した。


恒例の湯浅城の温泉と食事はやっぱり最高。


次回はグレ狙いで。

日本フィッシングサーチ

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Posted by team_isojin at 21:00Comments(5)和歌山中紀の釣り

July 08, 2013

ム―ジックフェスト nara

6月30日、奈良の夜に、ピアノデュオ「DUO YKEDA」の旋律が響いた。

威光を放つ迫力の演奏だが、とてもエレガントだ。

「プーランク 躍動のソワレ」、大友氏×大阪フィル×DUO YKEDA。

最高の夜だった。

オクトーバフェストで、ドイツビールも愉しんだ。


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Posted by team_isojin at 22:00Comments(0)天川 洞川 奈良

東大寺 大仏蛍

6月、東大寺二月堂裏参道あたりに蛍が舞う。
二十数年前から東大寺が中心になって、この蛍を守っている。
やさしい灯が東大時境内に舞う。
奈良市内のこんなところで蛍を鑑賞できるなんて、なんて素敵なことだろう。

みんな、息をひそめて蛍が来るのを待っている。
奈良太郎の響きとともに大仏蛍はやさしいひかりを放つ。  
Posted by team_isojin at 21:30Comments(0)日々のあれこれ

W先生のこと

過日、K百貨店の美術館で開催しているW先生の展覧会に伺った。

W先生は、飛鳥・奈良時代における土器・須恵器・三彩などの古代陶芸技法を研究、復元なさっておられる。

力強く優しさに溢れた作品はW先生そのものだ。

なつかしい土の馨りがする作風が大好きだ。  
Posted by team_isojin at 21:00Comments(0)日々のあれこれ

February 01, 2013

初釣り 九鬼

 100ケ日が無事終わってもまだ喪が明けたわけではない。母が入院して1年の間、1度ほどしか磯に立っていなかった。もう、行けばいい、と譲二が背中を押してくれるので九鬼に出かけることにした。

 天気も安定しているので前日黒潮に電話する。久しぶりに聞くオカンの声はなぜか沈んでいる。「あかんわ、あしたは団体が2つ入っている。今度にしたほうがいい」と言う。3度同じことを言うので電話を切った。しかし今の時期どこに行っても磯は満員。それなら九鬼で残った磯でのんびり糸をたらすのもいいと考えた。譲二に相談すると九鬼がいいと言う。すぐに黒潮に電話して、行くことを告げると、オカンは船頭と相談したらしく2番船でいいかとおれに聞く。もちろん、もちろんとおれは応えて電話を切った。

久々に会う日の本の大将は、ふっくらとえびす顔。解凍してもらっていたボイルを受け取り九鬼の湊へ。6時頃まで仮眠していざ出船。おはようございますと船頭に挨拶すると、本釣り場行くやろと言う。おれと譲二はびっくりして顔を見合わせた。いうことなし!行く行くと譲二とおれ。

いつもの様に本釣り場への岩場をえっちら越えてひと休み。ゆっくり仕掛けを用意して釣りを開始した。この日の潮は行ったり来たり。2度ほど飛ばされ地団太踏んだ。38センチくらいの口太が昼までの最長寸だったが、納竿間際に譲二が40オーバーの口太を釣った。

ひさびさの磯はおれを元気にしてくれた。潮風が気持ち良かった。かえりは、のんびり譲二と上北の温泉に浸かって冷えた体を温めた。

光月 遊

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Posted by team_isojin at 00:29Comments(0)紀東と九鬼の磯釣り

December 03, 2012

室生へ

12月1日、室生にあるギャラリーへ

デコレーターの草分け的存在、Yさんがオーナー・プロデュースするギャラリーへ行ってきた。
この日は、ミツル・カメリアーノ
さんの絵画展。
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室生の山の上にあるギャラリーは一見すると古民家を少しばかり改築したように見えるが、実はYさんがすみずみまで手を入れたこだわりの空間だった。
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超がつく目利きでしか作り出せない場と空気とこころにふれてひととき最上の気持ちになった。Yさんはものごしのやわらかいとてもかわいい女性だった。一度手にしたものは、最後まできちんと面倒をみるという言葉が印象的だった。
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小さな額に入ったストーブの絵を買い求めた。
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ギャラリーを見学したあと、スパイスがきいた完全無農薬素材のモハマバートランチをいただいた。これまた絶品、満足した。
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室生を後にして洞川へ。川合から洞川へ続く道路わきには雪が少し積もっている。今年は少し雪が早い。洞川に着くとじんとこたえる寒さ。祖父の墓の槙を取り替えた頃には日が暮れかかっていた。洞川温泉でしばし暖をとってから、川合のAさんのところへ。あったかいコーヒーをいただいきながらよもやま話。

最後は、大淀の絶品焼き鳥屋さんで大満足。おいしい生ビールを3杯もいただいた。

うれしい驚きの連続。こんな日はいつまでも忘れることはない。  
Posted by team_isojin at 00:31Comments(0)日々のあれこれ

November 24, 2012

十津川へ。

11月24日、紅葉の十津川へ。

西吉野の絶景レストランへまずはご挨拶。
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その後、紅葉が美しい世界遺産熊野参詣道小辺路果無へ。
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帰り路で滝を発見。めん滝。
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小せせらぎの里へ。あまごの押し寿司を頂く。うまい。
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最後は、滝の湯でかけ流しの温泉でさっぱりと。
最高の一日だった。

でも、水害の傷跡はあちこちに見られまだまだ復興が進んでいないことを知った。






  
Posted by team_isojin at 20:00Comments(0)天川 洞川 奈良

November 11, 2012

文楽「仮名手本忠臣蔵」

11月10日、国立文楽劇場へ。
仮名手本忠臣蔵を鑑賞。
午後からは、宇陀へ。室生寺近くで草餅を頂く。
仏隆寺をへて、能のまち大淀町で新鮮な焼き鳥をいただいた。

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Posted by team_isojin at 07:30Comments(0)天川 洞川 奈良

November 04, 2012

東吉野へ

11月4日、東吉野へ、天誅組149年を記念したイベントに参加してきた。
高知県津名町から神楽の奉納、続いて津軽三味線を楽しんだ。

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お昼には会場を辞して、小学校を改築した食堂でカツカレーを頂き、その後、吉野へ。
吉野山では、蔵王堂の権現さんの夜間拝観に参加する。
ロウソクだけの地明かりのなか、読経がはじまり、法螺貝がお堂に響き渡る。
そのうち、権現さんが突如、現れる。
その迫力に圧倒された。

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Posted by team_isojin at 16:00Comments(0)天川 洞川 奈良

October 28, 2012

吉野山

義経・与一・弁慶・静 合同サミットが吉野山で行われた。

伝承や史跡を地域的歴史的価値として、観光や地域づくりに活かすという考えのもとに、

ゆかりある全国の首長がプレゼンテーションを行った。

歌舞伎役者の中村壱太郎さんと、文楽の吉田一輔さんがパネルディスカッションに加わった。

「義経千本桜」の文楽公演もあり感銘を受けた。

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吉野山をあとに、川上村の匠のむらでコーヒーブレイク。
山合いの沈む夕陽が美しい。
絶景の隠れ家をみつけた。

光月 遊
  
Posted by team_isojin at 18:45Comments(0)天川 洞川 奈良

October 09, 2012

母、寂。

大切なひとが、逝った。

入院してから、いちねん、精いっぱいがんばった。

遠くからおれをみつけ、手を振る姿がわすれられない。

自分の仕事に誇りを持ち、仕事が人生の真ん中にあった。

やさしいひとだったが、だから、仕事のことではよくおれを叱った。

いままで、ありがとう。




  
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September 25, 2012

戸閉め

洞川にある祖父の墓参り。

あたらしい高野槙に差し替えて手を合わす。

この日は、祖父の命日。



旅館の軒先に灯がともり、夕暮れの行者通りは若い人もいて賑わいを見せている。

カランコロン、通りに響く下駄の音が心地よい。

ようやく、8割くらいまでお客さんが戻ってきたと、Mさんが言っていた。



大峯山寺戸閉めの一日前。季節の変わり目。

龍泉寺の紅葉はかすかに色づき始めていた。

短い秋、冬は一気にやってくるだろう。



光月 遊

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Posted by team_isojin at 18:36Comments(0)天川 洞川 奈良

September 09, 2012

洞川の夜に。

学会を途中でぬけだし洞川中学校のグラウンドで大峯の山々を見上げた。
夕暮れにちがいないのに、山の端から真っ青な明るい空が続いている。

もう何度、おれは、この瞬間をかんじてきたのか。

この夜は、ほんとうに不思議な夜だった。
何もかもが、一瞬に現出した、そんな夜だった。

光月 遊

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Posted by team_isojin at 22:35Comments(0)天川 洞川 奈良

September 04, 2012

第12回大淀町能楽公演

能楽のルーツは奈良にある。
大和猿楽は能楽の前身であり、観世、金春、宝生、金剛は、奈良が発祥の地。
奈良県の大淀町は、観世流と関係の深い桧垣本猿楽座があり、笛方三流すべての流儀が、
この桧垣本彦兵衛を汲んでいるらしい。

ワークショップ「高砂にチャレンジ」
鼎談「吉野猿楽の栄枯盛衰」
狂言「萩大名」
能「俊寛」
いろんなことを教わった公演だった。

会場から出ると奈良の夜はもう秋の気配。

暑くて長かった夏を締めくくる、そんな一日だった。



また、ひとつ、大淀が好きになった。



光月 遊

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Posted by team_isojin at 23:00Comments(0)天川 洞川 奈良

July 30, 2012

九鬼で、おとなの夏休み。

譲二とおとなの夏休み。
といっても、磯に行くだけ。


いくら夏磯好きでも、8月は暑すぎる。夏シーズン最後の磯へ、九鬼を目指した。
でも、物好きやろ。このくそ暑いのに磯に立つヤツはそうおらん。


前日、オカンは「朝一から載るか、半夜にするか、どっちでもいいから、着いたら電話してきて」と電話口でおれに云った。


それではと、オカンの言葉に甘えて、譲二と、うだ話をしながら、のろりのろりと九鬼を目指した。
どうでもいい譲二との話が、むちゃ、おもろい。やめれん。


九鬼の湊には、6時前に着いた。オカンに電話すると、
「船頭は沖に行っているから、着替えて待っといて。うねりあるから、本釣り場むりや」と云う。湊はすこぶるおだやかなのに、沖はうねりがあるらしい。


着替えて湊でぶらぶらしていると、しばらくして船頭が帰ってきた。
「きょうはうねりあるから、岬はむりじゃ」
「どこでも、いいから着けて」
そう、客はおれたちだけ。どこでも、あがれるところへあがればいい。船が出るなら御の字。
とにもかくにも黒潮丸は湊を後に。
ゴロ2くらいなら上がれると思っていたが、灯台下を通り過ぎると、急にうねりがある。沖へ行くほどに、磯は波がかぶっている。ボーズも無理そう。ゴロ1の前あたりで船を止めて岬をみると、トーフも本釣り場低場にもうねりが押し寄せている。
「むりやな」おれ。
「ほうじゃろ…。マン行くか」船頭。
「オハイ、行けそうとちがう?」おれ。
「オハイ行くか?」船頭。
オハイは山から清水が滔々と流れてきているので、暑さに耐えきれなくなったら、頭から水浴びができる。
「オハイ、行くわ」おれ。

オハイにチャカヅケする時には、うねりが船の真後ろから来て、確かに…あぶない。うねりあるやん。九鬼は波に弱いからな、船頭は超慎重だ。なんとか無事に磯に渡り道具を高いところに移動させた。汗が引くのを待って釣り開始。


どかん、どかん、と大きなうねりが足もとで砕ける。
ええ尾長、入ってそうやな。期待、大、大、大。

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最初に、譲二がグレをかけた。上がってきたのは、30越えの尾長…ではなく、あれっ口太、あれっおかしいな。おれの竿にも同サイズが来た。尾長やろ〜、あれっ口太。
次も口太、また、口太。口太ばっかりや。しかし、いつ大判尾長が来るかわからないので、油断は禁物。


尾長の攻撃に備えて集中して竿を振るが、…あつっ、…あつっ、暑すぎるぞ、限界や。ということで、くだんの湧水へ水浴びへ。
頭から水かぶって、生き還る。磯の上で、清水の水浴びが出来るのは、たぶん、ここしかない。
譲二は小さな滝に頭を突っ込んだ。
海も空もきれいやなぁ。最高や。目の前にマナイタが霞んで見える。

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身も心もクールダウンしたので、ポイントにもどり、釣り再開。


なんか、大きいの来そうやな。ええサラシが伸びて沖の潮と合流しとる。でかい尾長、くるぞ。気をつけろっ。
そんなことを言っていると、ほんまにとんでもない奴がおれと譲二の竿にきた。おれは、都合2発飛ばされた。しかも、尾長対策用のダイワのハリスを。だれが、なんと言おうと、あれは尾長。譲二もおれも大興奮。しかしその後は、37センチと38センチの口太が1枚ずつきただけで、大型の気配は消えた。


昼に近づくにしたがって、コッパが増えてきた。シマアジの子も出てきた。

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もう、もう、朝から、2リットル以上の水分を、おれも、譲二も摂っている。
もう、もう、無理や。暑すぎる。
13時にはあがろ。そうしょ。
愉しい譲二との釣りも、こう暑くては続けられない。


納竿前に、おれの針を、たまたま、良型が喰った。体高のある良く肥えた口太。


湊に帰って、今度は、水道で譲二と水浴びをした。
待ち合いの中はふぃ〜と風が通り過ぎてきっぱりと涼しい。
オカンはニコニコ笑って、涼しげな表情で、暑かったやろ〜と云う。
ええな、この空気感。最高にリラックスできるひととき。



譲二が、「これ、夏休みやで」とうれしそうに云った。
そうやな、しばしのおとなの夏休み、無事、終了。



光月 遊

(グレはその体高から船頭も譲二も50あるでと言ってくれたが湊で測ると47センチだった。翌日、サンスポに載っていた)



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July 23, 2012

第2回N杯

T杯の案内がTちゃんから待てど暮らせど来ないので、しびれを切らしたNくんが、キレぎみについにこう言った。俺やりますわ!斯くして第2回N杯の開催となった。

6月23日は悪天候で一週間延期。で、6月30日に決行することに。
前日の尾鷲の天気予報は、曇、波1.5メートル。絶対行けるな、どこに乗ろかいなと思案をしながら、黒潮に電話すると、
「まだ、うねり残ってる、明日は船を出さん」
と、オカン。
「えっ、ほんまに?」
「ほんまや、あかんねん」

今回は、東京からわざわざ仕事仲間のTくんがやってくる。2年前に江須崎のシオバに載ってから、磯釣りにはまった。今回、竿、リールとも新調品。新幹線代だけでもばかにならない額。凄い気合いのTくんに釣らさないわけにはいかない。九鬼やったら、ええ型の尾長およいどんのにー。しぶしぶ電話を切ってから、江須崎酒井に電話、
「6名行ける?」
「行けるでー」
と船頭。

今回参加は6名。譲二、NくんHちゃんKちゃん。オザキでボイルを調達して早めに酒井の駐車場について仮眠。5時頃、続々と車がやってくる。のそのそと着替えをすませて湊にいくと結構な数のお客さん。こら、沖は載るとこないぞ。
仕方ないので、
「大蛇、6人行くわ」
と船頭に云うと、いつもながらにCOOLに頷いた。大蛇は大きな磯だがポイントは限られる。6人がみんなまともな釣りは望めない。寒の時期ならイガミ場で北西風を背中に受けながら無理すれば4人くらい竿出し出来るが、この時期はマルで2名がベスト。幸い上物はおれたちだけみたいなので3、3に別れればなんとかなるだろう。

ありゃ、湊を出ると思いのほか波が高い。九鬼はやっぱり無理やったかなと譲二と顔を見合わせる。正富丸はかしぎながら沖を目指す。カイラのハナレは大波をかぶっている。トーフ、赤島もNG。こら、ますます載るとこないぞ。船はシオバへ2人、イチで4人、そして一気に大蛇へ突っ走りおれたち6人を下ろした。舟着で荷物をリレーしていると、イガミ場へ船をつけている操舵音がする。他船かと舟着の大きな岩陰から覗くと、まさかの酒井が着けている。そらないで、船頭。

とりあえずすべての荷物を運び終え吹き出す汗が引くのを待ってポイントを決める。せっかちなHくんは一刻も早く竿を出したい様子。Hくんをたしなめて北と南に3、3で割り振った。おれと譲二と東京からやって来たTくんはマルに入った。足場が異常に高いので海の様子はよくわかるが魚からも丸見えだ。それに6メートルのタモでもギリギリ届くかどうか。猫の額もない足場になんとか3人並んで釣り開始。

大きなうねりは足元にぶち当り強い払い出しを作ってヨボシ方向へウキを運ぶがどうも潮は動いていない様子。足もとにマキエをぱっぱと打ってTくんは喜々として竿を振っている。譲二は少し離れた出っ張りに釣り座を構え汗をぬぐっている。すぐにコッパがうろうろし出して、チョウチョウウオの黄色い塊がゆらりゆらりと浮いてきた。数投目、竿2本ほど沖を流していたTくんのウキが引き込まれアタリを捉えた。上がってきたのは28センチほどのオナガ。小さくてもこの時期のオナガは良く引く。Tくんは大喜び。立て続けにおれの竿にも譲二の竿にも同サイズのオナガ。今日はこのサイズかな。こら、苦労するな。

仕事の話やらどうでもいいことをTくんと並んで喋りながら竿を振る。
「気持ち良いなぁ、やっぱ、磯はええわ」
「ほんま。これでサイズアップしてくれたらいうことないのにな」
「Tくんの竿にガツンと大きなグレ、そのうちくるで」
「譲二、どうや」
「あかんな、こまいわ、大きいオナガ釣りたいのう」
「Nくんチームの方、どやねんやろ、喰ってんのかな。Kチャン、Nくん、Hちゃん頑張ってるかいな」

Nくんチームはそのころミニグレの嵐に見舞われていたらしい。15センチにも満たないミニグレがみんなの針めがけて突進。そのうちチョウチョウ魚も参加してどうにもならない状況だったらしい。それでもKチャンが良型をかけてタモいれ寸前でばらした。もったいない。

9時を過ぎた頃に、空模様が怪しくなってきて大粒の雨がポツポツ落ちてきた。沖の空は真っ黒。いやな、雰囲気。雷、くんなよ。10年ほど前、譲二とNくんとおれは、ソビエトでそれはそれはエゲツナイ雷に来襲され、見老津あたりの磯に雷が落ちるのを目撃して3人ともションベンちびった。それ以来トラウマに。雷、むちゃ、こわい。しばらく怯えながら竿を振るが、幸いなことに雷は鳴らない。ホッ…。そのかわり、バケツをひっくり返した(常套句に頼るな)ような、雨が空から落下してきた。今日は雨は降らんやろと、雨具を持って来なかったおれは全身ずぶ濡れ。磯でこんなこんなことは初めて。ええ、ゴアテックス、もってるのに〜、とTくんに訴えてもあとの祭り。雨が激しくなるにつれ、グレの活性が上がってきた。3人の竿に同時にアタリが来る。Tくんは大喜び。しかし、サイズがアップしない。ぎり30センチあるオナガだけをTくんのために譲二とキープする。

空は30分ほど怒涛の如く思いの丈を磯にぶつけたが、そのうち雨と呼べる水滴をぱらぱらと落としだした。
「腹減ったし、雨の弱い今のうちに弁当食べよ」
「そうですね」
大蛇の真ん中にある平場で弁当タイム。クーラーからノンアルコールビールを取り出すが、雨で体が冷えて今一テンションが上がらない。Nくんチームもやってきて、情報交換。
「むこうどう?」とおれ。
「底物場のおいやんが、そこあかんやろとしきりに言うので、気になってしょうがない。ほんま、ちっちゃいグレばっかしですわ!」とNくん。
「そんなことないで、むこうも、良型の尾長の実績あんで」と譲二。
「本能で釣りますよ」とHちゃん。
「大きいのバラしました」とKチャンが悔しがる。
そこそこ調子の良いTくんは、先輩のKチャンに遠慮して黙っている。
それにしても、酒井の弁当が相当旨くなっている。むかしよく喰った、オカン手作りの弁当の味が懐かしいなと譲二とおれ。

雨にやられたずぶ濡れ6人組は、日頃の仕事の激務の合間、今はグレのことしか考えていない。弁当を貪りながら、ちらちらと海を見ている。目が本気やんけ。日常から離れ、男たちの精神がすこしづつ回復してゆく。本能が覚醒し釣りに没頭する。尋常ではない男のスピリッツに対して、釣りが上手いとか下手とか評するのは失礼極まりない行為ではないか。そそくさと男たちは自分の釣り場にもどり、喜々としてふたたび竿を振りだした。

雨は大雨→小雨→大雨→小雨という状態の繰り返し。雨が弱くなるとグレの活性が落ち、強くなると活性が俄然上がった。
「グレってサラシが大きくなったり、雨が降ったりしても良く喰うねんで。今の時期グチャグチャのサラシのなかに良型の尾長が入っていることが多いよ」というおれの説明にTくんは半信半疑だったが、何度も同じ状況が繰り返されるので身をもって実感した様子。Tくんはオナガのキーパーサイズを追加していく。譲二は何度も大型をかけて、タモいれ寸前で切られている。おれはといえば、まったく同じ状況が続くのみ。

11時頃、Kチャンがいつごろ上がりますか〜と聞きにきたので、2時撤収にしよと答える。
昼を過ぎたあたりから、グレの活性がすこぶる落ちてきたので、早々に片付けることにした。舟着きに全員集合して釣果報告。みんな、30センチまでのグレに終始した模様。それでも、ずぶ濡れの男たちは、満足そうにゲラゲラ笑い合っている。ほんま、ええヤツらやな。
正富丸に乗り込んで、船頭にどやったと聞かれる。あかんかったわ、6人ががりでも、歯が立たんかったわとおれ。シオバもこまいのふたつやと船頭がサングラス越しおれたちを慰めた。

帰りは夫婦波のレストランの海側の席を陣取って、定番海老フライ定食を全員オーダーしてパクつく。海老フライ、小さななったんちゃうとおれ。30年前の話すんなと譲二がおれに叱る。いやいや、もっと大きかったって。どうでもいいことをおれはしつこく云う。うねり入ったら、この浜で波乗りできるねんで、ローカルしか入らんけど。周参見の浜でも、台風の時、譲二と波乗りしたでとKチャンに云う。Kチャンはおれの云うことを全然信じていない。
最後は、お決まりのいこいの村の展望風呂で全員で汗を流す。経営が民間にかわってからの名前は覚えていない。露天風呂からすさみの磯を見渡す。譲二とおれにとっては、いこいの村和歌山は、今もいこいの村和歌山だ。海はむかしのまま、ずっと、ここにある。変わったのは譲二とおれの見てくれだ。おれたちは海への憧憬と畏怖は決して無くしてはいない。それを無くさないかぎりおれたちはこれからも生きてゆける。TくんもKチャンもHちゃんもNくんもみな同じだろ。




第2回N杯、やって、よかったな。Nくん。お疲れさまでした。

(それにしても、竿が曲がっている写真と魚の写真ないな。次はもっと頑張ろう。前回の第1回N杯は、Nくんは42
センチを釣って2位)



光月 遊

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Posted by team_isojin at 21:00Comments(0)和歌山南紀の釣り

July 21, 2012

ライブ

奈良でロングランで行っている剛くんのライブに行ってきた。

客席とステージが近くて、ものすごい一体感。

バックバンド、コーラスは、半端なく超一流。プロの本物のパワーを体感した。

ライブ後半、ピアノバージョンの「縁を結いて」が、こころに沁みた。

MCでは、つらかっても、大きな壁が立ちはだかっても、大丈夫。
いつか、自分のこころがたすけてくれると、お客さんにメッセージを送った。

自分のこころが助けてくれる…。
おれは舞台照明ブースの中のパイプ椅子に腰掛け、ええ言葉やなと、素直に想った。

奈良の価値をみんなに伝えたい。その一心でロングランのライブを敢行した。
なんてすてきな青年なんだろう。おれはますます剛くんファンになった。


光月 遊





  
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July 20, 2012

日記

過日、会社のデスクの上に置いてある祖父の古い日記を少し離れたロッカーに移した。

まぁ、いわば、祖父の形見のようなもの。酒豪で知られた名物先生の最期の日記。祖父の追悼文が載った新聞を無造作に挟んで仕事がらみの本と一緒にデスクに立てかけてあるのだが、日記は少なからず大きくて、ノートパソコンの画面の角度を変えたいとき(後へ倒したいとき)に祖父の日記が閊えて以前から邪魔になってしょうがなかった。それで、この度、祖父の日記には、少し離れたロッカーへ引っ越してもらうことにした。

ロッカーの扉を閉じて自分のデスクに戻ると内線電話が鳴っている。別フロアの若いスタッフからの内線で、「あの〜、光月さん。光月さんという方から電話入ってます」とのたまう。誰かな〜と電話をつないでもらうと、「あんた、どこの光月さんや。」と唐突に言う。(えらい上からの物言いやな。全然、声に聞き覚えがない、誰やねん?最近、こんな電話が多いねんなぁ。少し前もこんなことあった)そうおれに訊いてからその人は「ぼくは、光月○○というんやが」と自己紹介する。知らん、そんな人。知らんわ。しかし、一方的に話す相手の話を聞いているうちうちにすこしづつだが要領を得てきた。この電話の主の光月さんは、あるところで、おれの知人から、光月遊って知ってるやろと知っていることが当然のごとく問いただされたらしい。電話の主はおれのことが皆目わからなかったので、後日ネットで調べてあてっずっぽで電話して、うまいぐあいにおれに繋がったというわけだ。


ぼくは、酒飲み先生の孫ですとおれが告げると、「へー、ほんまかいな。あのひとの孫かいな。わし、その先生、よー知っとるで」と言う。さらに話を聞いていくと、この電話の主の光月さんとおれとはかなり近い親戚関係にあることがわかってきた。
「この盆に墓参り帰ってきたときは、寄ってや」
「はい、必ず。また、いろいろ、話、聞かせてください」
「いろいろ、話あるで。いや、ほんま」
どんな話やろちょっとこわいわと考えながら、わかりました楽しみにしていますと応えた。


おれは受話器を下ろし、しばらくしてからすっくと立ちあがり、さきほどロッカーにしまった祖父の日記を取りにいった。そして、折りたたまれ角がやぶけた新聞をもう一度きちんと祖父の日記に挟み直し、もとの机の位置にもどした。


次の週末、祖父の墓参りに行った。梅雨の合間の青空が美しかった。

晴れた日の、祖父の墓標越しから見える、染み入るような青い空が、大好きだ。


光月 遊







  
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June 06, 2012

梅雨入りまえの九鬼釣行 その2

5月初旬のとある週末、家まで迎えに来てくれた譲二と自宅を出たのは午前1時。
途中で仮眠してゆっくり走って九鬼の湊に午前9時に着いた。
待合あたりでぶらぶらしてたら、船頭がやってきて、着替えたら行こかと言う。
半夜には、甚だ早いが陸ではやることもないので9時半ごろに湊を後にした

灯台を過ぎたあたりで船頭が、本釣り場いこか、と九木崎先端を勧めた。船頭はシ―ズン問わず必ずと言っていいほど本釣り場に上げようとしてくれる。
よほどおれたちが本釣り場を好きだと思ってくれているにちがいない。
この時期の九木崎は活性の高いコッパが多いし、速い潮が入るとナサ崎側に回り込んで沖は流せない。潮が岬方向に沖に行く時に足元か沖の深めで大型が喰ってくる。

去年の今頃、ウメジマで40オーバーの尾長やクチブトが喰ってきてええ思いをしたので、本釣り場を勧めた船頭にウメジマに行きたいと言うと怪訝な顔をした。

沖に出ると予想外の風。譲二と船頭と相談して、結局、上がったのはボーズ。
これで釣らんかったら船頭に顔向けできん。

大潮のこの日、譲二と二人気合いを入れて竿を振ったが、潮はふらふら、散発的なあたりでタナもころころ変わった。C級磯師の本領発揮、矢引きと思えば竿2本、どこで喰ってくるかわからない、くそっ。

満潮から下げに入ったころ、喰いが立ってそのチャンスを逃がさなかった譲二は40オーバーの尾長を筆頭に結構な数のグレを釣った。おれはポイントを絞りきれず36センチほどの尾長をかけるのがやっとだった。

夕方とんでもない奴がおれと譲二の竿に来てチモトからとばされ地団駄踏んだが、半日以上竿を振ったおれたちに、九鬼はしばしの休息を与えてくれた。


湊に帰ると、タテカベに上がっていた人がええ型の口太をぶら下げていた。


譲二、長時間長距離の運転お疲れさまでした。和歌山から奈良まわっての九鬼釣行はほんま辛いやろ。いつもありがとう。チモト対策しっかりして梅雨どきにまた行こう。


光月 遊


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Posted by team_isojin at 07:03Comments(0)紀東と九鬼の磯釣り

March 20, 2012

特急メロディ

今日20日から、つよしくん監修の特急メロディが近鉄の駅で流れる。

オリジナルは「縁を結いて」。

今回、かなりの数のプレスが取り上げてくれた。

電車に乗る愉しみがまた増えた。

光月 遊


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March 13, 2012

たしかなもの。



きのうまでとは違う風がそっと通り過ぎる。


冷たい風の中に感じるたしかなぬくもり。


雪は透き通ったひとすじの光となって四方を映し出す。


おれは空を見上げ雲を追いかけた。


あの人のもとに春のたよりは届いているだろうか。



光月 遊


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Posted by team_isojin at 23:54Comments(0)日々のあれこれ

March 09, 2012

縁を感じる春。

堂本剛さんの楽曲「縁を結いて」が、近鉄特急の発車メロディになった。


3月20日から、近鉄のいくつかの駅で流れる。


なら100年会館でのダラニスケセッションが忘れられない。


ようやく、春がやってきた。


光月 遊



  
Posted by team_isojin at 21:14Comments(0)和歌山南紀の釣り

January 25, 2012

春よ、こい。

あわただしく年の瀬がすぎ、気がつけば1月も大寒をすぎた。

家人が病床につくと、くらしのリズムが大きくかわる。

病状の変化に一喜一憂しながらの二か月。

そんな折、半日ほど時間がとれたので、1月7日墓参り。

無病息災、家内安全。

凍える手でろうそくに火をともし、線香を雪のなかに立てた。

今年は雪が少ない。

しかし、立春までに雪は降りつもるだろう。

春はまだ遠い。

光月 遊

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Posted by team_isojin at 23:00Comments(0)日々のあれこれ

June 26, 2011

中村杯、健全に開催。

台風がやって来ているので、今週は無理かと思案したが、駄目もとで黒潮に電話すると、「湾内ならいくよ」とおかんがめずらしいことをいう。行けばどうやら貸切っぽい。M山さんに相談すると、ふたつ返事で「九鬼にしましょ」と言うので、黒潮にすぐおりかえした。



6月24日、延び延びになっていた中村杯の開催。いつも呑み屋で、ぐでんぐでんの男たちは、ようやく磯に立てるわけだ。前回は12名ほどだったが、今回参加は7名。H頭さんも参加予定だったが急遽NGとなった。残念。黒潮丸はのんべえ7名を乗せて港を出る。予想に反してあっぱれな空。曙光がうつくしいぞ。
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船頭が薦めたのはウメジマ。寒に良い磯。今の時期上がるのははじめてだが竿を出せるのならありがたい。クジ引きで、港向きに4名、九木崎向きに3名にわかれた。
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譲二とM山さんとU岡さんとT井ちゃんは、港向きに釣り座を構えた。おれは、H田くんと、N村くんを連れておっちら5分ほどかけて九木崎向きのワンドに向かった。
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九木向きのワンドは沖からのうねりで真白。尾長が入っていそうなサラシだが、コッパ一匹もいない。1時間ほどやったが、状況は全く変わらないし、足場は高いうえに前下がりで危ないったらない。おまけにド正面の朝日がまぶしいやら暑いやら、汗だくだく。H田くん、N村くんは釣りにくさにひたすら耐えて竿を振っている。譲二に電話すると30弱くらいのが喰っているとのこと。即、場所移動することにした。
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重い荷物を担いで湾向きポイントに戻ってきたら、譲二とM山さんが愚連隊がやってきたという。あんたらほんまは向こうやんというが7人仲良く竿出しまひょ。この時すでにT井ちゃんを除き3人は30ほどのキーパーを釣っていた。

それにしても、こっちは日陰でむちゃ涼しい!すこし休むことにして横になったらいつの間にか眠ってしまった。

譲二の釣れたぞーの声で起きたら、H田くんが35センチのグレをぶら下げている。今日いちのサイズ。やられた。
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それを見ておれはむっくと起きて、譲二の横に入れてもらうことに。しばらくやるが、コッパしか釣れない。やばいなぁと思っていたら、沖を流していたウキがスルッとはいって、36センチ尾長。おれはほくそ笑む。譲二はヤな顔をする。

M山さんは良型グレを狙ってもくもくと竿を振っている。名釣会、爆発するか?

U岡さんは、順調にキーパーを追加していっている。譲二はサイズアップを狙っている。

しばらくしてなんとなく横を見ると、N村くんの竿がしめこまれているではないか。N村くんは無言で歯をくいしばって耐えている。おれが差し出したタモになんとか入ったのは40センチ越えのグレ。こりゃ、やられたぞ!とみんなが思った。

その後さしたるあたりもなく、優勝はN村くんかと誰もがあきらめた頃に、沖を流していたおれのウキがゆっくり入った。合わせを入れるとぐっと重い。締め込みに耐えて際まで持ってきたが、離れたところに置いてあったタモをとろうと糸を出したら根にはり付かれた。出ろ出ろとしばらくテンションをかけているとうまく根から離れて、ようやくタモに入ったのは40越えのグレ。M山さんありがとう。N村くんのグレより少し大きいか。N村くんはその後35センチも追加した。
釣り座を変代わった譲二にあたりがあったが、あえなくバラシ。チモトからとばされているので大型の尾長だと譲二が悔しがった。 

みんなサイズアップを狙って頑張ったが、昼を過ぎてうねりが高くなってきたので無念の撤収。
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港で計量。本日は、一匹長寸で勝負。
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N村くんのグレ。42センチ。2位。
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おれのグレ。43.5センチ。1.5センチの差で1位。
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3位はH田くん、34.5センチ。4位はU岡さん、30センチ。5位は譲二、29センチ。6位はM山さん、26センチ。7位は、T井ちゃん、23センチ。その他、カワハギやでっかいガシラやメバルなどU岡さんは沢山の釣果に満足げだ。

(H頭さん、賞品協力ありがとうございました。みんな喜んでました)
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中村杯無事終了。
たまには磯で遊ぶのも楽しいもんだ。

次回は、樽井杯開催の予定。

みんな、暑い中お疲れ様でした。

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光月 遊




  
Posted by team_isojin at 22:30Comments(9)2011 TEAM-ISOJIN

June 01, 2011

晴天、洞川。

先々週の土曜日、テレビで洞川が紹介された。

Tさんはよほど洞川が気にいったのだろう。去年の同じ時分におれが案内したところをほとんどまわっていた。それにしても、滝行のシーンは凄かった。男でもきついと言われる滝行を10分もおこなった。「お経に救われました。滝って一定じゃないのですね、強いと思うと弱くなったりして。最初は冷たかったけど、そのうちすーとそんな感覚はどこかへ行ってしまって最後には滝と一体化した感じになって…。癒されました。なにもかもがすべて洗い流されたと感じました」Tさんの凄さをまたもみた。

ことしの1月には雪の天川がみたいと、宿を予約していたが仕事でかなわなかった。

それにしても、今回は天気でよかったですね。


光月 遊

  
Posted by team_isojin at 20:30Comments(0)天川 洞川 奈良

March 29, 2011

復帰第2戦。

磯釣り復帰2度目の釣行となるおれに、ヒジキの裏チョボは冷たかった。

グレはハナからあきらめて、鯛一本に絞ったおれの太仕掛をなぐさめてくれたのは、20センチに満たないミニチャリコ。空を見上げると、ほらねと太陽がほくそ笑んだ。くそっ。

右に左に行く潮につきあっていたら、いつしか納竿の3時になった。

だけど、譲二とHさんとの3人でのひさびさの釣りは、道中も磯の上でも笑い声が絶えない楽しいものとなった。

譲二とHさんお疲れさまでしたね。またお付き合い下さい。


この日、親では鯛がふたつ上がっていた。


春遠し。


光月遊




使用ウキ S−G、ツインフォースタナ、グラビティー、他 すべて釣研  
Posted by team_isojin at 23:15Comments(2)2011 TEAM-ISOJIN

March 18, 2011

被災された皆様にはこころよりお見舞いを申し上げます。

この度の震災により被災された皆様にはこころよりお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧と皆様の安全を祈っています。


友人の親戚の方が犠牲になりました。
こころよりご冥福をお祈りいたします。



光月 遊  
Posted by team_isojin at 20:27Comments(0)

March 06, 2011

復帰第1戦。

「磯、行けるよ」。久しぶりに聞くおかんの声はいつも通りしゃがれているが耳元でやさしく響く。九鬼の磯群が目に浮かぶ。本場には、まだ、グレは残っているだろか。まぁ、釣れなくても磯釣りに行けるだけでしあわせだ。術後約半年、ここまで長かったが、手術して良かった。ようやく明日は磯に立てる。「たぶん、Hさんと一緒に行くわ」とこたえて電話を切った。

今回は日刊FPCで、釣研ほか諸々のテスターをされているA級磯師のHさんとむすこさんとの釣行。鶴橋で何度か食事をしているときに、Hさんはおれの肩が治ったら一緒に磯につきあってあげると言ってくださっていた。Hさん宅まで清滝峠を越えると20分くらいの距離。ご自宅から出てこられたHさんはいつ見てもしゅっとしていていい男だ。むすこさんもお父さんそっくりでイケメン。2人をひらっていざ九鬼へ。

九鬼の湊は結構な数の車が停まっている。書きすぎましたかねぇ、とHさん。ここのところHさんはメディアで九鬼を取り上げているという。5時30分出船。20人ほどのお客をのせて黒潮丸は、おっちら、こっちら、ゆったり歩くように歩を進める。セン、マン、ウメジマとお客さんを降ろしていく。そのうち東の空がうっすらと明るくなってきた。季節はゆったり春に向かっている、そんな感じだ。久々の海風が気持ちいい。

おれはHさんの勧めでゴロ1に上がることに。湊で待ち合わせした釣研スペシャルスタッフのOさんはナナシへ渡るという。黒潮丸はゴロ1の沖に回り込みゆったりと磯付けする。右手はまだ重量物は持てないので竿ケースとバッカンを左手に持って慎重に渡礁した。

沖の真正面に堂々と九木崎。やっぱりええな、裏から見ても雰囲気あるぞ九木崎。ゴロ2の本命場にひとり、タテカベ、ナガイソにはだれも乗っていない。本場にはひとり渡ったようだ。沖側にHさん、ゴロ2側に息子さんが、その真ん中におれ、それぞれ釣り座を構えた。海を見ながらゆっくり仕掛けの準備。磯での仕掛け作りは半年ぶり、ワクワクしてきて喜びを感じる。今日はどんな釣りになるだろうか。

磯周りの潮はほとんど動いていない様子。港から出ていく潮に分があると言うようだが、おれは九木崎から押し込んでくる潮の方が活性があがるように思う。沖から突いてくる潮と磯から出るサラシの合い潮の辺りで尾長が針に喰らいついてくる、そんな感じだ。寒の今の時期でも沖からの暖かいおっつけてくる潮がいいと思う。

とりあえず0C浮力のウキをハリスに通した仕掛けで様子を見よう。大型に備えて、道糸は2.25号、ハリスも同サイズとした。まずは、際狙い。ゆっくり縦に探る。サシエが馴染んだらウキがゆっくりしもっていく。際はハリス部分を2ヒロ弱くらいに短くして探っていく方がサシエへの反応を取りやすい。ややもすると沈んだウキよりサシエが上にあったりするので注意。この時期は底で居喰いしていることが考えられるのでいくら軽い仕掛けでも張りが重要になる。深くなればなるほど張って張って仕掛けを操作しないとグレからのアタリはもらえない。深釣りするからと1号ナマリの移動仕掛けでタナをとってハリスをいくらふかせてもアタリはもらえないだろう。

右肩をかばいながら釣りをするが、思いのほか肩は調子がいい。しかし、さっきずっとから何ら生体反応がない。潮は全く動かず、灰汁のような泡が漂い出した。時計を見るともう9時を回っている。そんな時、沖20メートル付近を流していたHさんのウキがアタリを捉えた。沖から綺麗なやり取りで魚を寄せてくる。すうっと浮かせてタモに滑り込ませたのは、30センチをこえた綺麗な尾長。さすが、Hさん、どうやって喰わせたのだろうか。聴くと竿2本のタナで喰わせたらしい。釣研ツインフォースBでタナをピシャリと合わせて喰わせた。流石。おるやん。がぜんやる気が出て、道具をいろいろとさわってはみたが、軽い仕掛けにこだわったおれの竿にイソベラすら来ない。

Hさんが息子さんに道糸の修正や仕掛けを入れる位置などいろいろとアドバイスしている。親子で磯に上がるって、ええもんやなぁ。譲二も長男と磯に行くと言っていた。逆光になった春の陽がH親子を黒く浮かび上がらせている。おれは何枚もシャッターを切った。磯の上はほのぼのとした空気が充満している。

昼ごろから南寄りの風が吹いてきて、海は何度か表情を変えた。そのたび仕掛けを変更したが結果が出ない。6年ほどまえ、ゴロ2から九木崎向きに払い出すサラシの沖で良型の尾長を連発したことを思い出した。ちょうど、ゴロ2との水道からの払い出しと南風に押された潮でヨレが出来ている。ゴロ2の前まで遠投して4ヒロ前後を丁寧に攻めてみた。釣れてきたのはイソベラのみ。イメージだけで魚は釣れない。

ぎりぎりまであれこれやって粘ってみたが、13時30分撤収。黒潮丸にのる釣り人たちのだれもがグレを釣っていない様子。Hさんの尾長が唯一のグレ。ナナシへ渡ったOさんもグレボ○ズ。船頭の気まずそうな笑顔が気の毒に思える。

港へ帰って着替えして、オカンに肩の手術の事情説明をする。なんか、やっぱり、落ち着くなぁ。きたない待合いやけど、明るくて、きもちいい風が通り抜けて。「また来るわ、よう釣らんけど」「釣るも釣らんも体が資本や」とオカン。「そうやな」と挨拶を交わして黒潮を後にした。


光月 遊


(ここのところ、Hさんがメディアの取材で九鬼を取り上げている。前回は、ゴロ1で良型尾長や口太を連発したらしい。そのときの模様は、今月号のISの表紙になる。今回、同行したOさんが表紙を飾る予定だ。九鬼もたいしたもんだ)


(Hさん、今回はわたしの復帰第1戦にお付き合いいただいてありがとうございました。次回の磯人親睦釣会も、引き続きよろしくお願いします。Hさん親子の写真をたくさん撮ったのですが、家に帰るとカメラが見あたりません。出てきたら、メールします)

  
Posted by team_isojin at 21:28Comments(0)2011 TEAM-ISOJIN

February 23, 2011

リハビリ終了。

術後5カ月検査。
高性能エコーで肩を診てもらう。
おれの肩にゼリー状のものを塗りつけ、ラガー先生は神妙な顔でモニターを見ている。目を凝らすと一ヶ所だけ凹んだところがある。切れてるんちゃうんと心配になるが、ラガー先生は何も言わないでおれの肩にあてたスキャナを動かしている。突然、「あっ!!、きれいについてますわ!」とラガーが発するので、びっくらこいたが、「うん、大丈夫」の言葉に安堵した。

「釣りしてよいですか?」「ぜんぜん、大丈夫」とラガー。ぜんぜんの使い方、少し違和感あるけど許すよラガー。一か月前の検診で磯釣りの許しはラガーからでていたが、リハビリ先生のまだやめておいたほうがいいというアドバイスを聞いて、ひと月我慢した甲斐があった。

検査後、リハビリ先生にリハビリをしてもらう。いまや、リハビリ先生に少々キツイねじりを加えられても、平気だ。これもラガーのおかげだ。もとい、ラガー先生とリハビリ先生のおかげだ。

リハビリ室は、いつきても笑い声が絶えない。患者たちをリハビリ先生たちが懸命に励まして治療しているからだ。おれも手術後一日2回リハビリを受けていたが、術後すぐは、痛くて痛くて仕方なかったが、リハビリ先生にこころもからだも叱咤激励されて笑顔になった。

ことばには、力がある。こころのこもったことばは、ひとを元気にするんだな、とあらためて感じた。ラガー先生の、いつもの「あっ!!」もおれを励ましてくれていたんだな。

本日をもって病院でのリハビリは終了。なんだか、さびしいが、もう少し暖かくなったら釣りに行こうと、リハビリ先生と約束して病院を辞した。



光月 遊
  
Posted by team_isojin at 12:21Comments(2)広告やコピーのこと